『未来をつくる図書館』+α

委員長です。
今日は最近あった興味深い図書館ニュースを紹介します。

気になったニュースとは、これ↓
公共図書館初・電子書籍貸し出しサービス 千代田図書館 - ITmedia NEWS

東京・千代田区の区立千代田図書館は11月26日、電子書籍をインターネット経由で貸し出すサービスを始める。24時間いつでも貸し出し・返却でき、「図書館に立ち寄れない多忙な人などに気軽に本を借りてもらえれば」としている。電子書籍の貸し出しは公共図書館としては日本初という。

このサービスの特徴は、

  1. 公共図書館として日本初。
  2. 電子書籍(16社・3000冊)を読むことが出来る。中には(おそらく)著作権によって保護されている書籍が含まれている。
  3. 閲覧には専用ソフトを用いる。コピー不可。
  4. 図書館が同時に貸し出しできる冊数には制限あり。
  5. 貸し出しは1人につき5冊・14日間まで。
  6. 来年3月末までは千代田区在住者限定。
  7. 出版社側に貸し出し状況などの情報を提供する。

といったところでしょうか。
千代田図書館といえば、文化祭展示で紹介したこともあり、図書委員会にとってはなじみ深い図書館であります。
中でも、新書マップ図書館コンシェルジュといった先進的かつユニークなサービスを提供する図書館として個人的に注目しています。
このような新しいサービスを打ち出す背景には、民間が運営しているということもあるのかもしれませんね。
サービス開始は11月26日。今後は利用者制限の緩和や、タイトルの一層の拡充が期待されます。


さて、本日の本の紹介は図書館関連ということで、これ。

未来をつくる図書館―ニューヨークからの報告― (岩波新書)

未来をつくる図書館―ニューヨークからの報告― (岩波新書)

今年の文化祭展示で取りあげたニューヨーク公共図書館についての本。科学、ビジネスなどを専門とする4館の専門図書館と、地域に根ざして幅広いサービスを提供する地域分館の様子を、利用者への取材を交えながら伝えている。資金、蔵書、サービス全てにおいて驚かずにはいられない。