図書館コード 序章 一章

どうもBMISです。

今日からしばらくはNではなく私BMISが文章を書いていくのでよろしくお願いします。(といってもNに原稿渡して、代打ちしてもらっているのですが。)
あっ、今日の格言はちゃんとNがやってくれるので安心してください。


まず、「BMISって誰?」と思っている人がいるかもしれませんが、そういう人はこのブログを過去にさかのぼって「パンフレット内容」のところをみてください。そうすれば僕がパンフレットに携わった一人であることが分かると思います。
そう、あのミステリー小説「図書館コード」を書いたのはこの僕です。僕なのです!
そして今日から約六日間、文化祭にこれなかった人のためになんとこのブログにて連載が決まったのです!
ということでNではなく私がブログを書くほうがあっているだろうということになったのです。


前置きが長くなってすいません、「早く読ませろ!」という人が大多数(と信じたい・・・・・・)だと思うのでそろそろ始めます。それでは「図書館コード」をどうぞ!



図書館コード


序章 前書き、もしくはMANZAI
どうもこんにちは、著者のBMIS(文化祭に燃える一介の生徒)です。本日は図書委員会のブログを見てくださってありがとうございます。なぜ僕が「図書館コード」を書くことになったのかというと、ズバリ編集長に頼まれたからです。(しかも「図書館関係の用語解説も含めながら」という条件付きですよ!)まったく、編集長もこんなやりにくい仕事を押し付けるなんて何考えているんだか。そもそも僕のように文章力のない人間に「図書館コード」を書かせるのが問題で、これでは客が逃げていってしまうではないか。まったく編集長の心理を疑いますね。問題は他にもたくさんあって――。バシッ(ツッコミの音)


アホな著者が暴走してすいません。彼の話は全てフィクションなので無視してください。そんなことよりも「図書館コード」をお楽しみください。それではどうぞ!


「はじめに」の詔
cast  ボケ  (前半) 誉れ高き 悪名高きBMIS
    ツッコミ(後半) 悪名高き 誉れ高き編集長


※本作には多数のパロディ(「TRICK」、「夢水清志郎」ネタ)が含まれます。ネタが分からないと笑えなかったり するかもしれませんがご了承ください
※ブログ掲載にあたって一部内容が変更されています。


主な登場人物紹介

 本書の語り手であり、ツッコミ役。
富府子規(とみふ しき)
 図書委員長。図書委員の中では一番の常識人。
羽衣田次流有(ういだ じるう)
 図書委員その壱。賢いことは賢いんだが・・・。
長門優(ながと ゆう)
 通称N。隠れ名探偵で非常に知識が深く、頼りになる図書委員その弐。
児玉清(こだま きよし)
 図書館部長。ノリがいいです。



第一章 始まり、もしくは非日常の開口 
そこには信じられない光景が広がっていた。
 

人が死んでいる・・・・・・


ばんなそかな・・・・・・」
と俺の右にいる羽衣田が言って、気絶した。まったく世話の焼けるやつだ。
それ以外にここの部屋にいる部長、委員長、Nは目の前の光景が信じられなくて唖然としている。
 しばらくこの沈黙は続き、ようやく部長が
「これはいったいどういうことなんだ・・・・・・」
と言い、沈黙を破った。
 これがどういうことなのか俺にも分からないが、ただ一つ分かっているのは「人が死んでいる」ということだ。しかもここにいる俺たち四人のよく知る司書さんが――胸をナイフで一突きされて・・・


 とまあ、こんなこといきなり書かれてもなんのこっちゃ分からないと思うのでこの辺で読者のために状況説明その他諸々をしておこう。
 ここは京都にある、ある高校である。(R高校ではなく、ある高校であることを強調しておきたい。)この高校は京都府の中でも有名な男子進学校である。(まあ最近の成績はよろしくないようだが。)そんな学校の司書室に現在俺たちはいる。司書室とは本校の図書館の隣にあり、おもに司書さんが仕事する場所であり、また我が図書委員が活動をする場所でもある。
 今の文を読んでだいたい分かると思うのだが、要するに俺たちは図書委員である。そして図書委員の話が出たからにはめんどくさい人物紹介せねばならず、それは即ち俺の仕事が増えるということであるので出来るだけ手短に話すことにする。
 まずは、俺の右で気絶している羽衣田だな。本名は羽衣田次流有(ういだ じるう)というへんてこな名前をしている。羽衣田は将来の夢が物理学者なだけあってそれなりに賢いのだが、性格に問題があり、例えば自己中心的だったり、意地っ張りだったり、自意識過剰だったり、小心者でよく気絶したり、他にも(以下略)だったりするのである。まあ要するにデカイだけで何にも役に立たないのである。「独活の大木」とは、昔の人もよくいったもんだな。
 次は俺の左にいる委員長だ。本名は富府子規(とみふ しき)である。将来は経済学部志望のエリートであり、かつ性格もいいので周りの人から「委員長さん」と呼ばれ慕われている。非常に論理的でこの面子の中では一番の常識人である。
 そんでもって次は俺の後ろにいる部長だ(本校では図書委員会と図書部があり、委員会は生徒が、部は先生が運営している)。本名は児玉清(こだま きよし)で、何と言ったらいいか分からないが、まあノリの良い人である。本人曰く、「人生に必要なのはC調と遊び心」なのだそうだ。(普段司書室で遊んでいるところしか見ていないけど本当にいいのかな?)
 ええと後は・・・Nだな。Nの本名は長門優(ながと ゆう)ということになっている。「なっている」というのはどういうことかというと、要するに「長門優」というのは偽名なのだ。何故偽名なのかというと、Nは世界的な探偵機関に属しており、常に命を狙われている身になっているからだ。ちなみにこのことは俺とNしか知らない。(何故俺が知っているのかは秘密だ。)またNと呼ばれているのは自分でつけた「長門優」という名前が気に入らず、そう呼ばれるのが嫌なのでNと呼ぶよう皆に言ったからである。(だったらもっとましな名前を付けとけよ・・・。)
 残るは俺なのだが、今までの人物紹介ですでに自分のすべてを出し切った気になっているので無視。(要するに俺の文自体が紹介なんだ!) 
 ということで状況説明は終わりである。それではそろそろ話の続きにいくとしよう・・・・・・


「早く警察を呼ばないと。」
と今この中で最も冷静になっている委員長の言葉を受けて、部長が警察を呼びに司書室から出て行った。
 そしてまた沈黙・・・。とその時、
「おや、司書さんが手の中に何か紙のようなものを持っていますよ。」
とNが言った。確かに折りたたまれた真っ白の紙を持っている。Nがその紙を取り出して広げた。
「これは暗号?」
確かに俺の見た限りでは委員長の言うように暗号のようである。
「これはおそらく司書さんが残したダイイングメッセージですよ。」
とNが言った。ということはここに犯人の名前が書いてあるわけだな。
「よし、」
と急に気絶から覚めた羽衣田が言った。
「警察が来る前にこの暗号を解いて、警察に借りを作っておこう。」
何ていうか、このアホはいったい何を考えているんだろうか。犯人を突き止めるのが最優先ではないのか?それに警察に借りを作って何をするのだろう?ということで聞いてみた。
「警察に借りを作って何をする気ですか?」
「そんなの後になってから決めればいいことじゃないか。まったくYOU、もっと考えたらどうだい。」
まったく、考えなくちゃいけないのはどっちだよ。丁寧語なんて使った自分が馬鹿だった。
 まあこんな奴と話していても無駄なので、暗号の内容を読者諸君に伝えよう。暗号の内容はこのようなものだった・・・・・・


(第二章へ続く)



今日の格言
’「永遠」という名の「束縛」’