人と話さないのは合理的か、それとも排他的か

N:どうもNです。
B:どうもBMISです。何の予告もしてませんでしたが、月曜日の代わりに、今日更新させていただきます。
N:というのも、わいが明日から研修旅行にいかなあかんからや。行き先は北の大地、北海道! 研修旅行明けには、土産話をしようと思ってるから、楽しみにしててや〜。


B:ふう、まあ告知はこんなくらいで良いかな?
N:ああ、ええやろ。そないゆうことで、ここからは雑談タイムやな。
B:そうだね。でも、何か話すネタある?
N:う〜ん、特にないな〜。こういうときは、ネタを考えるのは常にBMISの役目やろ。
B:って、勝手に押しつけるなよ……。そんなこといったって、話すネタなんかないよ。
N:こまったな〜。単なる告知だけやったら、読者も怒るやろしな〜。
B:よし、わかった。
N:んん? どうした、『三毛犬』(※『犬神家の一族』のこと)の「等々力署長」みたいな声だして。
B:そんな声だしてないよ……。それにえらいマニアックだな。そんなことよりも、話す内容が思いついたよ。
N:なんや、言うてみ。
B:「話す内容がないときに、どうやって乗り切るか」、でどう?
N:……、これまた安直やな。
B:賛成1、棄権1、で可決だね。
N:あかん、典型的な暴走パターンに入ってきとる……。
B:よし、まずは「何故話す内容がなくなってしまうのか」を考えよう。N、意見はある?
N:そやな〜、「話すことをすべて話し尽くした」とかやないかな〜。
B:はい、残念!
N:おいおい、そんなすぐに否定するなや。わいの「ガラスのハート」が傷つ――
B:「話すことを話し尽くした」っていうけどさ〜。
N:って、無視すんなや!
B:実際問題として、「話し尽くす」なんてことがありえるでしょうか。
N:なんでそこ、丁寧語? そやな〜、確かに「話し尽くす」なんてことは、ないやろな〜。どんな些細な内容やっても、それはネタとして存在することができるからな。
B:そうだよね。だから、「話し尽くす」というのは、ありえない、QED、証明終わり!
N:今度はエラリー・クイーンかいな!
B:「今度は」って言ったけど、厳密には「三毛犬」はNの妄想にして虚言なので、間違えないように。
N:「妄想にして虚言」って、そんなこと言われたら、さすがにわいの「硝子のHEART」も傷つ――
B:まあそういうことで、「話し尽くした」論はなくなったわけだ。ということで、他に意見はあるかな?
N:だから、無視すなや……。そんなことより、わいの意見やなくて、BMISの意見を聞かせてくれへんか?
B:う〜ん、もう少しNと遊んでたかったんだけどな。まあ、読者も待ちくたびれたことだし、いいか。
N:「遊んでたかった」って。わいの「がらすの――
B:僕の意見としては、
N:はい、もうええです……
B:そもそも「話す内容がなくなる」という状態がそもそも錯覚なんだよ。
N:ん? どういうことや?
B:つまりだね「話す内容はあるが、それが自分もしくは相手にとってどうでもいいと思われることなので、話すのが憚られる」ってところかな。僕にはよくあることなんだけどね、例えば「昨日〜みたいなことがあったよ」って言おうとするでしょ。でも、その瞬間に、「これって、相手にとって必要な情報なの? 自分が話さないといけない内容なの?」って思ってしまうわけだね。だからそこでそのネタを捨ててしまい、話が止まってしまうわけだ。その後、また別のネタを見つけ出すけど、また「相手にとって必要? 自分が話さないと行けないこと?」って思ってしまい、これがエンドレスにループするわけ。結果として、「ネタはあるが、無駄な話、よって切り捨て」状態ができてしまうわけだ。
N:なるほど、ネタはあるけど話すのを躊躇してしまうわけやな。ほんでもって、今回のブログに合わせて言うと、「話すことはあるが、ブログに載せるせるほど大きなことでもない」ってところかいな?
B:ちょっと違う気がするけど、まあ、そんな感じだね。
N:でもやな、「話そうと思っていたことがあるけど、思い出せずにいるので、結局話しができない、続かない」ってこともあり得るんやないか?
B:はぁ〜。まったく、ちゃんと考えてから発言してね。その言葉を簡易化すると、「ネタはあるけど、忘れた」ってことでしょ。それは、能動的に「忘れた」のではなく、自然と「忘れた」わけだから、すなわち、またいつか、ふと思い出すことがあるだろうし、その時には話すネタとして使えるのだから、「何故話す内容がなくなってしまうのか」、からずれてるよ。
N:なるほど、わいの意見では、単に「忘れた」だけで、「なくなった」わけじゃないからな〜。
B:そういうこと。ということで、僕の意見はわかってくれたかな?
N:う〜ん、なんか、詭弁にだまされてるような、だまされていないような……。
B:はい、賛成1、戦闘不能1で可決ね。
N:「戦闘不能」って。わいの「がr――
B:よし、それじゃあ、可決されたことだし、正式にこの理論を「NMK」理論と呼ぶことにしよう!
N:……(※掛詞 「無視された悲しさ」と「怪奇な発言に対応できない状態」をかけている)。なんやその「NMK」って。「NHK」と書いて「日本引きこもり協会」みたいな感じか? もしかして、「日本万引き協会」とか、「日本まりも協会」とかか?
B:まあ、無視するとして。
N:……、今度は露骨に無視された……。
B:だから、「ネタはあるが、無駄な話、よって切り捨て」理論のことだよ。わかりやすく言うと、「Neta Muda Kirisute」だよ。
N:……。
B:よし、それじゃあさっそく論文にして、学会に提出だ!
N:……。
B:あ、N、心配しなくても良いよ、儲けた分の1厘くらいはあげるから。
N:……。
B:あれ? 何で黙ってるの? もしかして「たった一厘なんていらんわ!」って思ってるんだね。
N:……。
B:やっぱりそうか。よし、じゃあ、Nには三角ペナントと十二色ボールペンを買ってきてあげよう!
N:……。

(この後、BMISの暴走は343秒ほど続きましたとさ……。めでたしめでたし……、って結局「乗り切り方」を書いていませんが……)


fin