後書き 「どちらかが嘘をついている」

どうも「The Dankai」担当のNです。
いや〜、小説書くのって難しいですね。特に人の書いた作品の登場人物を継承して書くとなるとかなり厳しいものがあります。実際、今回の小説は登場人物の性格がしっかりととらえられていませんね。その上タイトルが「The Dankai」というよくわけのわからないものになってしまって、才能の無さをほとほと感じました(笑)。
今回の企画は元々BMISが企画したもので、「叙述トリックを使った小説を二人で書こう! しかもそれぞれの小説が鏡に映る像のようにどこか似ているけど少し違う、そんなものにしよう。」というものでした。まったく、こんなすごい発想がどこから出てくるのか、ミステリマニアの僕は知りたいものです。
あ、そうそうどうして後に書かれた「The Dankai」の作者からしゃべっているのかというと、それは大人の事情と言うことで(笑)。



どうも「今年を振り返って」担当のBMISです。
今回小説(といっても対談形式のものですが)を書いたのですが、長らく書いてなかったせいか結構腕がなまってしまいました。まあ、実際には長編を一本書いてたんですが、半分くらい書いたところで論理的矛盾に気づいて挫折したんですけどね。
今回の企画は元々Nが企画したもので、「叙述トリックを使った小説を二人で書こう! しかもそれぞれの小説が鏡に映る像のようにどこか似ているけど少し違う、そんなものにしよう。」ということでした。全く、冬休みの宿題もろくに終わっていなかったくせにこんなばかげたことを考えるなんてどういう頭をしてるんでしょうか(笑)。全く持って理解不能だし知りたくもありませんね。
あ、そうそうどうして先に書かれた「今年を振り返って」の作者が先にしゃべっているのかというと、単にNが見栄っ張りだからです。それではまたの機会に。




N:……。で、これ何なん?
B:まあまあ、そんな怖い顔しないでくださいよ。ただでさえ怖い顔が台無しですよ。
N:意味わからんこと言ってんとさっさと答えんかい!
B:そんなこと見りゃわかるでしょ。「ミステリ後書き」ですよ。
N:聞き間違いやったら謝ったろ。なんか「ミステリ」って言葉が聞こえたんやけど、気のせいかいな?
B:聞き間違いじゃありませんよ。良かったですね、謝らずにすんで。
N:じゃかましいわ! 誰が「後書きにミステリ要素を入れろ」言うた。せっかく前半部分でお前のことをフォローしてやったのに。
B:まあまあ、ミステリ要素入れたら読者も喜ぶでしょ。
N:ああ、もおええわ。で、どっちが嘘ついてるんや?
B:そんなの答えなんかありませんよ。
N:ええ! そんなんしたらせっかく喜んでいた読者も怒ってしまうやんけ。
B:別にいいじゃないですか、答えを求めようとする方が悪いんですから。
N:なんやと! 世の中言うていいことと悪いことがあるぞ。
B:じゃあ聞きますけど何で答えを知りたいんですか?
N:そりゃ不思議やから知りたいに決まってるやろ。
B:そこがいけないんですよ。人間は世の中のあらゆることに答えがあると思いがちです。しかしですね、実際には答えのでないことってあるんですよ。それなのに人間は嘘を重ねてでもその答えを作ろうとする。何故嘘をつくのかって? それは安心を得たいからだよ。人間わからないものに対してはある種の恐怖が生まれるものなんですよ。だからその恐怖を消そうとしているんですね。その感情から生まれたものの例が妖怪や神です。全くばかばかしいと思いませんか? 真相を知りたいという気持ちはあったはずなのに、最後は適当に作った嘘で自己完結してしまうんです。だから僕はみんなにそんな風になって欲しくないんですよ。よって解答は作らないことにしました。
N:お前なあ、何でも哲学すりゃ片付くっちゅうもんやないぞ。
B:まあそういうことです。それでは皆さんこの辺で、もうお会いすることもないでしょう、さようなら。
N:おい、BMISどこいくねん!



N:……。で、これ何なん?
B:世に言う「入れ子式」ってやつですよ。
N:そんなんはどうでもええねん。こんなんブログに書くには暗すぎる話やと思わへん?
B:だいじょ〜ぶ、だいじょうぶ。こういう暗い方が読者も喜ぶんだって。
N:わかった、もうそれはええわ。それより歯食いしばれ。
B:えっ、何でですか?
N:今までの復讐に決まっとるやろ!
B:あ〜なるほど。
N:そういうことや、分かってもらえたたか
B:あっ、UFO!
N:そんなんで引っ掛かるかい! ええか、「二度あることは三度ない」んやぞ
B:あっ、八丈島キョン
N:え、どこや? ってBMISどこいくねん!
B:それでは皆さんまた会いましょう!



以上が問題である。ここから先は問題編をじっくり読んで、各々が自分で推理して欲しいと思う。もちろんヒントは文中に隠れている。
ちなみに、これの答えを知っているのは私BMISだけであり、当のNも答えを知らない。
では何故こうも答えを明かさないのか。それは本文中にあるとおり「安心を得る」ということをして欲しくないからだ。


それでは皆さん頑張って考えてください。またそのうちにお目にかかりましょう。では!



※最初の11行のみNが担当、それ以外はBMIS担当
FIN